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● 17年08月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №194 若松高校奨学金事件 ⑤ 証言Ⅰ 「関係団体とは」



北九州市の証拠は北九州市教育委員会学務部学事課長仰木忠幹の証言である。彼は北九州市の窓口一本化の方針が正しいことを立証するために北九州市から証人として選ばれたものであるが、私達の尋問に答えることができなかった。彼の証言はまさに北九州市の窓口一本化の不当性を立証している。

(私)全解連若松支部というのがあるのは、ご存じですか。

「存じません。原告らがおみえになったことはございますし、いろいろ話をやりとりいたしましたけれども、そういう団体があるということはよく知りません」

よく知らないかは別として、全解連という組織があるのを知っているでしよう。

「はい」。

その支部が若松にあることも知っているでしよう。

「はい、知っております」。

その全解連若松支部は、どうしてあなたがたがいう関係団体に当らないのでしようか。

「関係団体と申しますのは、地区住民の自発的意志に基づく自主的運動として地区住民の多数で組織されて、そして歴史と伝統を持っておる団体を関係団体と、こういっております。

市は、この関係団体と密接な連絡をとって調和を保ちながら事業を進めておるわけです。で、今申された団体は、そういう団体ではないとこう思います」。

だから、なぜそうでないのでしようか。

「市の同和事業を進めます際の基本的な考え方に合わないからと思っています」。

教育長が指定しているのは、地区住民の自発的意志に基づく自主的運動として地区住民の多数で組織されている歴史と伝統を受け継ぐ関係団体ということになっておりますね。

「はい」。

全解連は、地区住民の自発的意思に基づく自主的運動ですか、違いますか。

「わかりません」。

歴史と伝統を受け継ぐ団体ですか。

「それも知りません」。

それではあなたは、地区住民の自主的意思に基づく自主的運動として、多数で組織されている歴史と伝統を受け継ぐ関係団体であるかどうかわからないということになるでしょう。

「若松地区の場合は、歴史と伝統を受け継ぐ団体は、市が考えておりますように部落解放同盟若松地区協議会であると、私は考えております」。

その団体が一つでなければならないという理由はないでしよう。二つあってもいいはずでしょう。理論的には。

「・・・・」(答えられない)。


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