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● 17年10月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №201 若松高校奨学金事件 ⑪ 判決Ⅱ



判決は次のようにも述べている。

「次に、被告が原告らの右申請につき決定をしないことが違法であるかどうかについて判断する。

原告らが、被告に対し、昭和52年3月29日に本件進学奨励金等の交付申請をしたことは前認定のとおりであり、被告が本件口頭弁論終結時に至るも交付の許否につき決定をしないことは、当事者間に争いがない。被告が右のように原告らの申請に何らの応答もしないのは、前述したとおり、原告らが被告の指定した手続を履践していないため申請行為が存在しないという理由によるものであるが、披告の右主張が失当であることは既に述べたとおりである。

また、支給要綱によれば、被告は進学奨励金等の交付を申請した者について受給資格の有無を判定し、許否の決定をなすべく義務づけられていることは明らかであるところ、原告らが現実に右の交付付申請を行ったことは前認定のとおりであるから、右が行訴法三条五項『法令に基づく申請』 に該当することは明らかである。

しかるに、被告は本件申請がなされた後一年以上を経過しても、原告らに対し本件進学奨励金等の交付の許否につきいずれの決定もなさず、かつ将来その決定をなす意思があるとも認められないのであって、かくしては本件申請をなした原告らの地位を不安定ならしめることはいうまでもなく、被告の右不作為は違法であるといわざるを得ない」。

これだけ明白に北九州市の主張は裁判所によって否定されたのであるから、北九州市は直ちに奨学金を支給すべきである。高校生の奨学金だから、仮に支給をしておいて争うという方法もあったはずである。

ところが北九州市は非情にも控訴した。私達は判決が下されると直ちに北九州市に対して奨学金を支給せよという交渉をした。しかし教育長は私達に会うことすらせずに控訴し、奨学金を支給しないのである。許せない。


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