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● 18年04月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士3 №05 1995年「部会長に就任して」



1995年4月1日から福岡県弁護土会小倉支部の部会長に就任しました。小倉部会は北九州市はもちろん中間市・遠賀郡・豊前市・行橋市・京都郡・築上郡など広範囲を含みます。裁判所も小倉支部、検察庁も小倉支部なので弁護士会心小倉部会というのです。

私は弁護士になって25周年ですから、そろそろ私が部会長になっても良い順番だったのですが、どの業界でも日本には根強い反共意識があって日本共産党の応援をしているような弁護士は部会長にはなれませんでした。北九州市長選挙に社会党と共産党の革新統一として活躍した松本洋一弁護士は、弁護土会の小倉部会長に3回立候補して3回とも落選し、とうとう部会長にはなれませんでした。私は一回で当選しました。これは、松本弁護士より私のほうが人望があったわけではなく、弁護士は本来、偏見から自由ですから、弁護士会心思想・信条ではなく、人間で部会長を選挙するようになったからだと思います。

今、日本弁護士連合会は、国民に開かれた弁護土会を目指して当番弁護士を初めとして様々な活動をしています。福岡県弁護土会は当番弁護士制度を全国に先駆けて実施し、今では全国の弁護土会に拡がっています。刑事事件で起訴されれば、国が国選弁護人を付けてくれます。

しかし、逮捕され拘留されている間は、国は弁護士を付けてくれません。日本では23日間逮捕・拘留が続くのが常態になっています。この間に警察による無理な白白強要がなされ、これが冤罪の温床となっています。そこで弁護土会は、逮捕・拘留された被疑者やその親族からの依頼があれば無料で弁護士が面会にいく制度を始めたのです。

また、精神障害者のための当番弁護士も行なっています。これは全国でも未だ福岡県弁護士会だけです。

北九州市は高齢者が15%を超え、高齢社会になっています。高齢者について国は地方自治体に福祉計画(ゴールドプラン)を作ることを義務づけていますが、財源の裏付けがないことから様々な困難が生じています。ホームヘルパーもお金が無いために週2回以上は来てくれません。高齢者を年老いた方が世話をするという状態です。もっと福祉の充実を計らねばなりません。

九州弁護士連合会は来る10月27日に北九州リーガロイヤルホテルで高齢者社会における弁護士の役割」というシンポジウムを開催する予定で、私はそのシンポジウムの実行委員長もしています。

北九州市と協力して毎月第一木曜日に北九州市各区ご高齢者のための無料相談を始めました。

小倉部会長として市民のためにやらなければならない事がたくさんあります。小倉部会の弁護士は93名です。私は部会長として会員の先頭に立って市民に開かれた弁護士会としての活動をしていきたいと思っています。


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