● 24年03月12日 きょうのにゃんこ
過酷な野良猫のにゃん生
全国的に地域猫活動やTNR活動(Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)を略した言葉で、捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)こと)が盛んにおこなわれています。我が家の周りにはまだ未手術の猫がいて,春の出産シーズンの前までに,なんとか全頭手術を目指しているところです。
先日捕獲したこの子は,顔が腫れてボロボロ,片目はふさがっていて,あちこち怪我をして血が出ていました。病院に連れて行くと,酷い疥癬だそう。
疥癬とは,皮膚にヒゼンダニというダニが寄生することで起こる皮膚病で,ヒゼンダニは,猫の皮膚に穴を掘って住みつき,皮膚の中で糞をしたり産卵したりします。猫の皮膚は炎症反応を起こし,激しいかゆみが襲います。
そのかゆみは,ノミに食われたなんてものとは比較にならないくらいとてつもないかゆみで,猫はずっと,必死にかいたり頭を振ったりします。
この子も,どんどん疥癬が酷くなり,必死に顔や首をかいているうちに,皮膚がえぐれて中の赤い肉が見えるほどになっていました。
喧嘩して怪我をしたのかなと思っていたら,自分でかきつづけてえぐってしまっていたのだそう。
疥癬とは,皮膚にヒゼンダニというダニが寄生することで起こる皮膚病で,ヒゼンダニは,猫の皮膚に穴を掘って住みつき,皮膚の中で糞をしたり産卵したりします。猫の皮膚は炎症反応を起こし,激しいかゆみが襲います。
そのかゆみは,ノミに食われたなんてものとは比較にならないくらいとてつもないかゆみで,猫はずっと,必死にかいたり頭を振ったりします。
この子も,どんどん疥癬が酷くなり,必死に顔や首をかいているうちに,皮膚がえぐれて中の赤い肉が見えるほどになっていました。
喧嘩して怪我をしたのかなと思っていたら,自分でかきつづけてえぐってしまっていたのだそう。
皮膚はボロボロ,顔も腫れて,片目がかろうじで開いているだけです。
凍てつくような寒い冬を生き抜くだけでも必死なのに,食べ物を探してゴミをあさったり,水を探したり,挙句,こんな病気にも襲われながら,
野良猫はなんて頑張り屋さんなんだろうかと思ってこの子を見ていると,涙が出てきます。
さらに,この子はメスで,病院に連れて行ったときは妊娠初期でした。
こんな過酷な状況で子猫を何匹も生んで育てるなんて。やっとありついたご飯を自分は我慢して子猫に分け与えて,生まれたばかりの子猫にもお母さんの疥癬がうつって,みんなでかゆくてかゆくて・・・・と,想像すると,本当に辛くなります。
野良猫に餌をあげるな!という人がいますが,どうか,一度この子たちの立場に立ってみて,温かく見守ってほしいと思います。
動物愛護法も人と動物の共生を謳っており,どちらもが幸せで一緒に暮らせる社会を目指しています。
この子は,避妊手術をして,ダニ駆除の薬で疥癬の治療をし,完治して温かくなるまで,我が家で保護することにしました。
見違えるほどの別嬪さんにしてあげようと思います。
この子は,避妊手術をして,ダニ駆除の薬で疥癬の治療をし,完治して温かくなるまで,我が家で保護することにしました。
見違えるほどの別嬪さんにしてあげようと思います。