● 14年07月22日 ひょうきん弁護士
ひょうきん弁護士2 №89 シニアに見られ 映画料金で得
戸畑のサティに映画を見に行った。チケット売り場で売り子の女性から「シニアですか」と聞かれた。
私はその意味が分からなかったが、「はい」と答えると何かいい事がありそうなので、「はい」と答えた。
すると1800円の料金を1000円にしてくれた。「やった!」と思った。
事務所に戻ると事務員さんに怒った。僕はまだ58歳なのにシニアと間違えられたと訴えた。すると事務員さんが答えた。
「それがいやなら、58歳ですと答えて1800円を払えばいいでしょう。たった800円をごまかしてどうするのですか」。
「老後の資金を貯めている」。
「それは誤解です。先生はもう充分に老後です。お金を使うのは今でしょう」。
昔、私がまだ若かった頃、お年寄りにバスの中で席を譲った。それを見ていた他の事務所の事務員さんが「先生はえらいですね」とほめてくれた。
私は特にいいことをしたという意識はなかったので「別に、普通です」と答えた。
最近バスに乗って立っていたら、60歳後半と思われる女性から「席を譲りましょうか」と声をかけられた。
私は「いや、体を鍛えていますから」と断ったが、そんな年に見られたのかと思うと、あなたから言われたくはないと思った。
私は昔から年齢より年上に見られて来た。最近やっと見た目と実際年齢が合うようになったと喜んでいたが、見た目は本当の年齢より更に進んでいたのでした。