● 18年10月21日 とんとん日記

とんとん日記(4)



今回は、私とマンガです。まずは、高校時代の「ちびまる子ちゃん」との出会いです。さくらももこさんがお亡くなりになったとき、高校時代に「ちびまる子ちゃん」にとても救われていたことを思い出して、懐かしく寂しい気持ちになりました。
いわゆる地元の進学校に入学した私は、中学生のときと比べると頑張って勉強しても理系科目はよくわからず、周囲の優秀な友だちや勉強も部活も何でもできてしまうキラキラした人たちを見ては何だか今ひとつな日々を送っていました。今、振り返れば、そういう人たちも人知れず努力をしていたり、悩みを抱えていたりしていたと思うのですが、当時の自分は「ああ、つまんない」と勝手に落ち込んでいました。

ある日、友だちから「これ、すごい笑えるから読んでみて」といって、ちびまる子ちゃんのコミックを数巻貸してもらいました。学校から帰りながら、ページをめくってみると「くくくっ」と道ばたで笑ってしまいそうになり、それをこらえるのに変な顔になり・・・となって、急いで帰って自宅で一気に読みました。・・・歩きスマホならぬ、歩きマンガも危ないですね。今更ながら反省。

アニメももちろんかわいくて面白いのですが、コミックはお気に入りの部分を何回も読み返しては笑えるので、当時の私は自分で少しずつ購入して、「ああ、つまんないな」と思う日には「ちびまる子ちゃん」で癒されていました。私とまるちゃんの年齢を比較すると、少しまるちゃんの方がお姉さんになるのですが、百恵ちゃん、ピンクレディーは保育園の頃の踊っていた記憶があるので、子どもながらの懐かしさもあって、マンガタイムは至福のときでした。

大人になった今も、Drスランプを読み返したり、湘南爆走族を振り返ってみたりしていますが、最近は笑いをこらえるのではなく、泣くのをこらえるマンガに出会って苦労しました。仕事で移動するときにバスや電車を使うのですが、そのときに「透明なゆりかご」を読んでいて、危うく涙腺が崩壊しそうになりました。これは家の中で誰もいないところで読まないと大変だと思い、カバンにしまい込みました。透明なゆりかごは出産・育児を取り巻く様々な問題を描いたマンガです。NHKでドラマ化されましたが忙しくて視ることができませんでした。残念。「透明なゆりかご」を読むと、私たちが生まれて、育っていくことは本当にキセキでありがたいことなんだなと感じて、今日もがんばろうという気持ちになれます。

重いカバンを抱えて裁判所を歩き回っている私ですが、案外、マンガが入っているのか?・・そんなことはありません。事件の記録です(^0^)。


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