私たちについて
代表あいさつ

2021年11月に安部弁護士が顧問に退きましたので、私が2代目所長として、事務所を代表してご挨拶させていただきます。
黒崎合同法律事務所は、1981年4月に安部千春弁護士と二人で、主に八幡・遠賀・中間地区の皆様の身近な相談相手となり、法的解決を図るために、同地区唯一の法律事務所として開設しました。
開設後は、所属弁護士を増やしながら、いわゆる町弁として、サラ金(消費者金融)事件、破産・民事再生、労働・労災事件、交通事故、相続、離婚、借地借家、医療過誤等の民事事件や刑事事件に取り組んできました。更に、裁判所に選任されて破産管財人・相続財産清算人等として多数の事件を解決してきました。
その一方で、カネミ油症事件、筑豊じん肺訴訟、中国残留孤児国家賠償、石木ダム建設反対裁判、B型肝炎訴訟、市民オンブズマン等社会正義と人権擁護のための大型集団訴訟にも積極的に参加してきました。
弁護士会活動にも積極的に参加しており、複数の事務所所属弁護士が福岡県弁護士会副会長や北九州部会長を歴任し、その他の弁護士も弁護士会の委員会活動に取り組んでいます。また、所属弁護士全員が法テラスに登録し、法テラス北九州支部長・副支部長も輩出しています。
これからも、事務所の基本的スタンスは維持しながら、八幡・遠賀・中間地区最大の老舗弁護士事務所としての経験を活かし、新しい知識も取り入れ続けて、皆様のお役に立てる頼りがいのある弁護士事務所でありたいと考えております。
理念・ビジョン
私たちの事務所は1981年4月に安部千春弁護士と田邊匡彦弁護士が設立し、現在7名の弁護士が活動しています。
私たちは「愛ある法律事務所」でありたいと思っています。
“愛“は友愛の愛です。近代市民社会は自由・平等・友愛を求めたフランス革命で始まりました。日本国憲法も自由で平等な個人が互いに尊重しあいながら幸福を追求できる権利を定めています。そのために平和を愛する諸国民を信頼して戦争とそのための武力を放棄し、国民に平和に生存する権利を保障しています。
しかし、現在の競争社会では、人種・信条・性別や経済的格差などにより個人の自己実現が全うできないだけでなく、これを更に改悪して個人の幸福追求を困難にするような事態が続いています。
私たちは、法律を武器に、このような社会の矛盾を克服するために闘います。また、既存の法律で救済が困難な場合には、新しい法律を作るために政策提言や立法運動などの活動にも参加して社会の矛盾を克服する努力をします。
人間は社会的動物であり、一人で社会生活を営むことはできません。
愛は自己を愛するだけでなく、他者をも愛し互いに認め合い、尊重し合える社会を実現することによって初めて現実化し、有意義なものになると思います。
一人一人が互いに人間として尊重され、個人の尊厳と自己実現ができるような愛ある社会をつくるための「愛ある法律事務所」として頑張っていきたいと思います。