ひょうきん弁護士2 №182 若松体育館事件③  小林実教育長の尋問Ⅱ

高木健康弁護士「理由を言ってください。もっと具体的に、どうして出来なくなるんですか」。

小林実教育長「現実問題として行政が責任をもって仕事が出来なくなるということでございます」。
高木弁譲士「市はその批判に惑わされるということですが、あなたの言い方では」。

小林教育長「そういうことではございません」。

高木弁護士「そしたらほかにどんな理由で出来なくなるんですか」。

小林教育長「先程言いました通り、市が予算を組んで実施していることそのものが間違いであって、仕事をすることが逆差別を生むということになるわけでございますから、その点で仕事が出来ませんし、先程言いましたように自主的運動体との協議をしながら機密な連携を保ちながら仕事をすると、こういうことが出来なくなるわけでございます。現実に今実施しております同和行政について実施出来なくなる恐れがあるということでございます」
高木弁護士「だから具体的にどういうふうに実施出来なくなりますか。まず市独自の市の立場からまず言ってみてください」。

小林教育長「主として執行出来ないということです」。

高木弁護士「どうして執行出来なくなるんですか」。

小林教育長「先程申し上げた通りでございます」。

高木弁護士「先程どういうふうに申しました。全然具体的にはなってないでしょ」。

小林教育長「自主的運動と連携を保ちながら協同しながら仕事をするということでございますが、それも出来なくなるということでございます」。

こんな証言で裁判官を説得できるわけがない。彼は何一つ具体的な人権侵害の危険性について証言できない。できないはずである。そんな危険はないからである。

裁判所は私達の主張を認め北九州市は敗訴した。

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