とんとん日記 33

芸能人の薬物事件の報道が次々と出される中で、私は一般の方の大麻の刑事弁護事件を担当しておりました。ここで詳しく話すことはできませんが、その被疑者は若い男性で仕事もがんばっており、妻子にも優しく、子煩悩なお父さんでした。

薬物をしている人・・と聞いて、見た目も怖そうじゃないのか?と思う人が多いようですが、実は真逆です。むしろ、物静かで、気を遣う人が多い印象なんです。今回もそうでした。ではなぜ、薬物につながってしまうのでしょうか。

私は、いつも薬物事件の面会のときに話しかけます。「普段、がんばりすぎてないですか?人から少しでも非難されるのが嫌なんですよね。」「いつもいい人でいようとしてないですか?」「かっこ悪い自分を受け入れたくない・・・そんなときないですか?」・・・薬物は、自分が思う「ダメな自分」を忘れさせてくれるのかな・・・と私は思っています。

そんな話をしながら、私は自分も反省しました。

この日記をしばらく書けなかった理由を自分なりに振り返ると「ちょっと、いいことを書きたい、しょうもないなあって思われることは書いちゃいけない。」「面白かったよって誰かに言ってほしい」「10日に1回更新できない自分を受け入れたくない。なんか理由つけたい。」・・これが私の本心です。

せっかく10日に1回更新しますって言っておきながら、自分の小さなプライドでのびのびになってしまう現実を自覚しました。大麻事件の男性に向けた言葉はそのまま自分に跳ね返ってくる言葉だったのです。

10日に1回って難しい。改めて、ひょうきん弁護士を書き続けた安部千春弁護士はすごいです。

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