ひょうきん弁護士2 №85 安川電機の思想・女性差別是正裁判⑥
陳述書作成・提出・出版 個別立証として、すべての原告は陳述書を書いた。生い立ち、安川電機人社の経緯、人社後の経歴、労働運動や社会活動に対する目覚め、会社からの抑圧、差別の実態、仕事に対する興味や情熱など、自分史や職場の歴 […]
陳述書作成・提出・出版 個別立証として、すべての原告は陳述書を書いた。生い立ち、安川電機人社の経緯、人社後の経歴、労働運動や社会活動に対する目覚め、会社からの抑圧、差別の実態、仕事に対する興味や情熱など、自分史や職場の歴 […]
裁判に20年もかかるということは間題である。しかし、時問の経過は反対尋問にとって有利である。 まず、私達は上司に「あなたの記憶力は良いか、悪いか、普通か」と質開する。私が同じ質問を受ければ正直に「悪い」と答えるところであ […]
はじめに 1980年3月4日、安川電機の思想・性別による賃金差別是正裁判が始まった。安川電機で働く24名(うち女性2名)が原告になり、九州では初めての思想・女性差別是正を求める大型の労働裁判であった。
再審請求 Oさんの妻はそれまで自分で請求をしてきた。私は依頼を受け、再審査請求をした。 私の主張は次のとおりです。 第一に高速道路は横断禁止であり、高速道路を横断すること自体が異常な行動である。私は事故現場の事故時の高速 […]
野球本番 入場をするときに野球のグッズを配られ、テレビと同じように福岡ソフトバンクホークスを応援する。笛や太鼓でうるさい。既にビールで出来上がった中村博則弁護士がハイテンションで何かしゃべっている。
県警は、前田利明弁護士をはじめ五人の弁護士にこの訴訟を委任した。何故か地元北九州市の弁護士は一人も選任されなかった。 前田利明弁護士は、私がまだ九州大学の大学生でエンタープライズ原子力空母寄港反対で佐世保に行った時の福岡 […]
また警察は、控訴審では二人の警察官の証人申請をした。一人は一審でも調べた警備警察官であり、もう一人は事件当夜の芦屋派出所の当直である。 川上氏が解放された時間が川上氏の言うとおりではなく、警備警察の主張どおりであることを […]
福岡県は控訴した。 一審で勝訴した場合、控訴審では証拠調べにはいらず、すぐに結審、判決言い渡しという図式がよい。 芦屋派出所スパイ強要事件の一審判決は、真実と道理に基づく事実認定によっていた。 私達の反対尋問の成果である […]
弁護団は二つの方法をとる以外に道はなかった。 ひとつは警察官同士の証言の矛盾を徹底して突き、その中から警察官が嘘をついていることを明らかにすることであった。もうひとつは裁判所が認定した事実から警察官が嘘をついていることを […]
川上氏は、1984(昭和59)年12月10日、3名の警察官を氏名不詳のまま、「特別公務員職権濫用罪、強要未遂罪」で福岡地方検察庁小倉支部に告訴した。 同年12月26日に芦屋派出所の検証を求める証拠保全申立てをし、翌198 […]