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■ 安部千春弁護士が、小倉タイムスに「ひょうきん弁護士」を連載していました。当ホームページでも掲載しています。


ひょうきん弁護士

● 16年08月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №161 第三章 ひょうきん弁護士 谷市長は間違っている

小倉タイムスによって部落解放同盟や同和会幹部による土地転がしが暴露され、北九州市民の同和問題に対する関心が強まった。「本を出すなら今だ」と私は執筆を始めた。 「こんちゃん、僕はこれから本を書くので電話はとりつがんで」 「 […]

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● 16年06月11日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №155 第三章 ひょうきん弁護士 前はげの小男

私か宗像高校一年のとき、校庭で遊んでいると近所の子がやってきた。その子らは私を見ると、 「あっ、おいちゃんはげとる」 と驚きの声を上げた。 私が最初に受けた衝撃だった。年頃になると私も恋をして、せっせとラブレターを出した […]

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● 16年06月01日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №154 第二章 闘う弁護士 医療事故裁判(二)

被告の田村医師の尋問を行う。 私 「薬物ショックの場合、第一次的に使うべき薬物、注射は何ですか」 田村 「ボスミンだと思います」 私 「どんな本を読んでみても、ボスミンと書いてあります。ところがあなたの警察に対する供述調 […]

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● 16年05月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №153 第二章 闘う弁護士 医療事故裁判(一)

井上医師より電話があった。 「私の知人がアレルギー性鼻炎の治療を受けている途中で死亡しました。奥さんが裁判をしたいというので、先生引き受けてもらえませんか」 「何で死んだんですか」 「薬物ショックですね」 「先生から見て […]

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● 16年04月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №150 第二章 闘う弁護士 谷市長事件 (六)

谷市長への私の尋問が続く。尋問の目的は、労組員には谷市長の公務を妨害するつもりはなかったことを、市長の口から証明することにある。 私 「あなたは組合員ではないけれども、その時現場にいて、第一分科会から第二分科会へ行くのを […]

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● 16年04月01日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №148 第二章 闘う弁護士 谷市長事件 (四)

私は続けて裁判長を糾す。 「検察官は公益の代表者である。被告人にとって不利な証言も有利な証言も、すべて集めたものは弁護人に開示すべきである。あの松川事件では検察官が被告人のアリバイを証明する諏訪メモを隠していたため、死刑 […]

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● 16年03月01日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №145 第二章 闘う弁護士 谷市長事件 (一)

 事件が起こったとき、新聞は「谷市長肋骨を折る」という見出しで報道した。左第七、第六肋骨骨折の診断で約一ヶ月の安静加療が必要と報道した。そして、戸畑署は傷害と暴力行為の疑いで捜査を始めた。 ところが、裁判で谷市長が認めた […]

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● 16年02月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №144 第二章 闘う弁護士 サラ金(三)

83年の国会でサラ金規制法が私達の反対にもかかわらず成立した。この法律は名前だけはサラ金規制とサラ金を規制するかのように国民を欺いているが、この法律の真の目的は利息制限法を無効にすることにある。 私達弁護士は利息制限法を […]

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● 16年02月11日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №143 第二章 闘う弁護士 サラ金(二)

直ちにタクシーを飛ばして、依頼者の自宅に行く・ 「先生、突然どうしたのですか」 「今、サラ金から電話があった。今からサラ金があなたのところに取り立てに来ると言っていた。あなたでは無理でしょうから、私が撃退してあげます」 […]

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● 16年02月01日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №142 第二章 闘う弁護士 サラ金

サラ金で困った人が相談にくる。しかし、借りた金を返さないで済むなどという旨い話があるわけはない。弁護士が解決できるのは、依頼者が利息をたくさん払っていた場合である。 「利息制限法」という法律があり、元本が10万円未満の場 […]

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