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■ 安部千春弁護士が、小倉タイムスに「ひょうきん弁護士」を連載していました。当ホームページでも掲載しています。


ひょうきん弁護士

● 16年01月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №141 第二章 闘う弁護士 暴力団 その2

12月31日、紅白歌合戦を見ているとこんちゃんが話かけてきた。 「あのヤクザの事件どうなった?」 「あれはちゃんと追い出したよ。あのヤクザ、悪い奴でね。あそこにマルチーズの犬がいただろ。あれ雌犬で近所の雄犬を誘惑するらし […]

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● 16年01月11日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №140 第二章 闘う弁護士 暴力団 その1

暴力団組員に部屋の明け渡しを求める。暴力団は必ず最初は女性が借りに来る。言葉使いも丁寧で挨拶もきちんとするので、家主は喜んで貸すわけでさる。ところが何日かたって行ってみると、むくつけき男が住んでいて外車が違法駐車したりし […]

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● 16年01月01日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №139 第二章 闘う弁護士 オリエント貿易(四)

オリエント貿易で先物取引をして損をしたという、別の被害者が相談に来られた。直ちに内容証明郵便で、損をした金を返せと要求すると、オリエント貿易の担当者が飛んでで来た。 「先生、示談にしましょう」 「示談はいいけど、いくら返 […]

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● 15年12月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №138 第二章 闘う弁護士 オリエント貿易(三)

次の証人は本店の藤春良一である。 「昭和59年2月14日、21枚を買い建てしたのはなぜか」 「値が上がるだろうという予測をしたからです」 「2月15日に一日で売り落ししたのはなぜか」 「思惑通りに値が上がってきたので利食 […]

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● 15年12月11日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №137 第二章 闘う弁護士 オリエント貿易(二)

オリエント貿易を相手として裁判を起こした。最初の証人は店長代理・有馬誠吾である。私は追求する。 「今回の取引を見てみると非常に頻繁に売り買いを繰り返していますね。その都度、一枚当たり7千円の手数料をあなたの会社は取ってい […]

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● 15年12月01日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №136 第二章 闘う弁護士 オリエント貿易(一)

オリエント貿易に乗り込む。テレビで「金を買いませんか」と宣伝している会社だ。 先物取引の会社はすぐつぶれる。何回か交渉してやっと示談が成立したかと思うと、その支払いをしないうちにつぶれた会社もある。だから私は会社に乗り込 […]

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● 15年11月11日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №134 第二章 闘う弁護士 豊田商事(一)

豊田商事に乗り込む。豊田商事はJR博多駅近くのビルの六階から九階までを借りていた。これまで私が乗り込んだ先物取引の詐欺会社で、これだけの規模を持った会社はなかった。乗り込むと中にある備品の品定めをする。見回して、私の依頼 […]

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● 15年10月31日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №133 第二章 闘う弁護士 霊感商法(五)

帰宅するとこんちゃんが「電話、電話」とあわてている。 「どうしたの?」と尋ねると、 「もう三回もへんな電話がかかってきよる。ほら、また電話、あなた出てよ」 私が電話に出る。 「もしもし、安部ですが」 「あんたは人殺しや」 […]

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● 15年10月21日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №132 第二章 闘う弁護士 霊感商法(四)

東大生は私に答えた。 「それはあなたの考え方が誤っていたから変わったのです。私はあなたと違って、やらなければならないことがあるのです」 「それは何ですか」 「あなたにそれを言っても理解しないでしょう」 「それはそうかも知 […]

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● 15年10月11日 ひょうきん弁護士

ひょうきん弁護士2 №131 第二章 闘う弁護士 霊感商法(三)

私の法律事務所には様々な人が様々な相談に来る。 「私の息子は東大二年生ですが、統一協会の合宿所に入ってしまいました。友達の協力でやっと北九州に連れて帰ってきましたが、自宅にいると勝共連合が奪い返しにくるかも知れませんので […]

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